ようこそ 青蓮寺にお参り下さいました


青蓮寺のお知らせ

檀家・関係者専用
このページは、青蓮寺が檀家さんに配布している『お知らせ』(寺報)です。

寺=檀家 の関係で書かれています。
檀家さん以外の方がお読みになる場合には、そのつもりでお読み下さい。



1月1日号

平成27年

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  昨年は、世界中が様々な災害に見舞われたように感じました。2月には記録的な大雪に大騒ぎでした。夏以降は、豪雨により悲(ひ)惨(さん)な災害が各地に襲(おそ)いかかってきました。何の前触れもなく突然火山が噴火もしました。そのたびに多くの命が失われてしまいました。為(な)すすべはありません。自然を前にして、私達がどれほどちっぽけな存在であったのか、嫌という程(ほど)思い知らされてしまいます。
 私達に必要なことは、科学技術により自然を克(こく)服(ふく)できるという思い上がりではなく、ただひたすら謙(けん)虚(きよ)であることではないでしょうか。自分の体・命であっても思うにまかせません。生かされていることに対して、ひたすら感謝をしなくてはならないと思います。
 私は、昨年5月に心(しん)筋(きん)梗(こう)塞(そく)を突然発症し、ドクターヘリのお世話になりました。救急車の要(よう)請(せい)は私の意志です。しかしその後については、私の意志は全く介入できません。すべてお任(まか)せでありました。自分の命だってお任せするしかないのです。救急救命医療のすごさをこの身でもって知ることにもなりました。その結果として、血液さらさらの薬と、脈拍が上がらないようにする薬を毎日欠かすことはできません。死ぬまで飲み続けることになるのだそうです。生かされていることを実感し、感謝する毎日です。
 高齢化が猛烈な勢いで進行しています。その一端を現在の医療が担っています。一昔前であれば、私は既にこの世には居ないはずです。その治療にかかった費用は180万円にも上っていました。国保をはじめとした保険料が赤字になるのも頷(うなず)けるというものです。
 こうなれば、少しでも健康を保つ努力をしないと、医療費がめったやたらと増大し、医療制度の破(は)綻(たん)を招きかねませんよね。いくら長生きをしても、健康が伴わないのであれば苦痛を多く味わうことになりかねません。ひとり一人が、自らの健康に対してもっともっと敏感にならなくてはなりません。
 恐らく、些(さ)細(さい)なことの積み重ねによって、大きな違いを生じることになるのだと思います。そして、自分は大丈夫だという思い込みを改めなくてはなりません。
 
【1】墓地から灯籠を撤去しましょう
 灯(とう)籠(ろう)は、見た目には良いかもしれませんが、実にやっかいな存在であります。まず、とても不安定で地震が来ると倒(たお)れる恐(おそ)れがあります。先の大震災ではいくつもの灯籠が倒れました。また、灯籠の屋根部分がとがっているものも多く、これは掃除の時などにとても危険なのです。私も、お墓を掃除している時に何回も頭をぶつけて、とても危険な目に遭(あ)っています。建てられてから時間が経つと、縁が切れて一層不安定になってきます。各自の責任で安全確認を定期的にしてください。
 最終的には、灯籠を撤(てつ)去(きよ)することをお願いいたします。
 
【2】お経の会に参加してみませんか
 毎月1日のお経の会、朝6時から約1時間ほど、お経を一緒にお読みしています。「難し(むずか)いから」などとしり込(ご)みをなさらずに、試(ため)しに一度来てみてください。(2月は、寒い最中ですので朝6時半からです。)
 昭和47年10月に産声(うぶごえ)を上げたお経の会、40年が過ぎました。
 仕事の関係で、思いはあってもなかなか参加できない方もいらっしゃると思います。その場合には都合が付く時だけでかまいませんからお越し下さいますようにご案内致します。
 読経の呼吸法はヨガにも通じるもので、体調の善し悪しも分かるようになります。大きな声と、深い呼吸はとても気持ちが良いですよ。
 
【3】初参りについて
新年を迎えての初参(はつまい)り、だいぶ定着してきたと感じることが出来るようになりました。
 私たちのことをいつも見守って下さっている本尊様やご先祖様方に感謝の思いを表し(あらわ)ましょう。そして、本尊様やご先祖様方の前で一年の計、思いを新(あら)たにしませんか。
 私たちは一人では生きて行けません、家族や縁ある人々との絆を(きずな)改めて感じる場でもあります。今の自分を考えてみると、とんでもなく多くのご先祖様がなくてはならないことに気づかされます。
 もっと深く考えてみると、私は多くの先祖の表れ(あらわ)であることに気付くことができます。私は私ではなくて、先祖そのものであることが分かってきます。自分をしっかり生かすことが、供養の基本であります。
 
【4】永代供養について
 今、世の中が急激に変わってきています。様々な理由でお墓の継承が(けいしょう)困難な事態が発生しつつあります。
 個人で、夫婦で、家族でと、その事情は様々ですが、永代供養に関する沢山の相談を頂くなかで、それぞれのケースにきめ細かく対応できる様に考えてあります。詳(くわ)しいことは遠慮無く住職にお尋(たず)ね下さい。
 また、最近お墓の統合(とうごう)が急に増えて来ました。お墓の継承が無理なくできるようによく考えなくてはならないのです。この件についても気楽に相談してください。
 ただし、テレビなどで報道されていることを鵜呑(うの)みにしてしまい、永代供養を安易(あんい)に考えないようにしてください。マスコミは、面白おかしく視聴者の興味をそそるような番組を作ります。テレビでも新聞でも、週刊誌でも、例外はないように思えます。
 確実に継承者が途切(とぎ)れてしまうのかどうかよくお聞きし、それぞれのケースにふさわしい供養の仕方を一緒に考えたいと思います。
 
【5】心をつなぐ虹の電話
昨年の秋のお彼岸に運用を開始しました虹の電話、亡き人の心とつながる電話です。人は、時にはどうしようもない不安に駆(か)られたり、寂(さび)しさに襲(おそ)われたりします。そんな時には、この電話が役に立ちます。
 
【6】年回一覧について
本年分の「年回一覧」をお届けいたしますので、皆さん各自でご確認の上法事の申し込みをなさって下さい。
 なお、法事の申し込みにつきましては、2ヶ月前からお受けいたします。あまり先の日程や直前ですと、住職の用事等のためにお受けできない場合がありますので、ご理解のうえ申し込みを頂けますようによろしくお願いいたします。また、住職の都合によっては副住職が勤(つと)めさせていただく場合もありますのでご承知おき下さいますようにお願いいたします。
 また、不明な点等有りましたら遠慮(えんりょ)せずにおたずね下さい。分からない場合には寺に確認するのが一番良いと思います。
 
【7】年回忌にあたる没年表
 1周忌 平成26年に亡くなられた方
 3回忌 平成25年に亡くなられた方
 7回忌 平成21年に亡くなられた方
13回忌 平成15年に亡くなられた方
17回忌 平成11年に亡くなられた方
23回忌 平成5年に亡くなられた方
27回忌 昭和64年・平成元年に亡くなられた方
33回忌 昭和58年に亡くなられた方
37回忌 昭和54年に亡くなられた方
50回忌 昭和41年に亡くなられた方
 
 
 想(そう)像(ぞう)力を養いませんか。想像力とは、空(くう)想(そう)力では無いと思います。正しい結末を予測することのできる力こそが想像力なのです。
 火のついているストーブに触(ふれ)れば火傷(やけど)をする、結末を予測しなくては。
 
【8】想像の翼を広げる
 想像力と(そうぞうりよく)は、正しい結末を予測することのできる力であると申し上げました。火のついているストーブに触れれば火傷をします。誰もが容(よう)易(い)に結末を思い浮かべることができます。では、なぜ結末を思い浮かべることができたのでしょう。
 それは、過去に我が身で痛(いた)い思いをしたからではありませんか。刃物は扱い方を間違えれば大けがにつながることがある、道に飛び出したら車にはねられてしまうかもしれない。みんな我が身でもって経験したものです。 ということは、経験していないことは容易には想像ができないことになります。子どもに『危ない』と声をかけても、経験がありませんから、危ないという意味すら分からないのだと理解しておく必要があります。
 結末を正しく予想することができれば、危険の回避にもなります。
 
 お墓参りの時には、不要なレジ袋をお持ちください。協力をお願いします。
 以前の『お知らせ』で、ゴミは不要になったレジ袋に入れてゴミカゴに捨てて下さいとお願いをしました。ゴミを捨てる時に、その口をしっかり結んでください。ゴミカゴに入れただけではゴミ処理は完結しません。
 
 供養をしないと先祖の霊がたたる?まさか本気で信じている檀家さんはいないと思いますが。迷いは禁物!
 
 ゴミを片付けていて、確実にレジ袋に入れられたゴミが増えています。とても有り難いのですが、せっかくレジ袋に入れたのですからもう一手間お願いさせていただきます。それは、口をしっかりと縛(しば)っていただくこと。
 
【9】ゴミ捨てに重ねてのお願いです
 ゴミカゴには燃(も)えるゴミだけを入れて下さい。燃えないゴミやライターが入っていることがあります。これはルールに反します。何でも投げ込めば済(す)むと思ったら大間違いですよね。(焼却炉にゴミは絶対入れないで)
 包装紙に繰(く)るんで長いままの花をゴミカゴに捨てる方もいます。ゴミ袋が小さくなったので、袋を突き破ってしまうのでこれは最悪です。
 墓石をぬぐったタオルがよく捨てられています。捨てるなら持ってこないことです。墓石をぬぐうタオルは水屋に置いてありますから、それを使えば良いことです。
 ゴミカゴに入れられたゴミは、ゴミ袋に移して初めて完結します。家庭でのゴミ処理と同じ事です。皆さんはどのようにしてゴミを捨てているのでしょうか。ゴミカゴを水切りカゴと想像して、どのようにしたら捨てやすいかを考えてみれば答えは明らかになることだと思います。
 
【10】今年はヒツジ年です
 ヒツジはとてもおとなしくて、従順な(じゆうじゆん)イメージがある動物だと思います。ヒツジで思い出したのですが、万里の長城は外敵の侵入を阻(はば)むために、大変な時間と労力をかけて築かれた、宇宙からも見える世界最大の構築物といわれています。その果(は)ては、ゴビ砂漠に達していると記憶していますが、それにしても遠大な計画を立てたものです。
 砂漠の彼方(かなた)からやってくる外敵は、遊牧民でした。馬を自在に操り(あやつ)機動力に優(すぐ)れた彼らは、食料としてヒツジを引き連れていたといいます。そのヒツジが超えることができない高さであったといいます。
 なんだか、想像してみるだけでも楽しくなってきませんか。やはり食べることは基本中の基本になります。西(せい)域(いき)(中国の西の果て中央アジア)や、イスラム圏(けん)の砂漠地帯では、今でもヒツジは大変有益な家畜です。毛糸を作り出してくれますし、食料にもなります。彼らにとっては財産そのものなのです。ヒツジ無くしては、生活が成り立たないと言っても過言ではないでしょう。
 私達の身の周(まわ)りにも、たくさんのヒツジ製品があります。セーターやムートン、肉料理もあります。衣食住を支えてくれる有り難い家畜です。ですから、もっともっとヒツジさんに感謝しなくてはなりません。
 『美』という文字は、上は『羊』下は『大』であります。もともとは、大きな羊は立派であるというような意味合いだったようですが、いつしかその立派さをして「うつくしい」と意味を変えてきたようです。
 うわべだけの「うつくしさ」を求めるのではなく、その内面の「気(け)高(たか)さ」
や「やさしさ」を身に備(そな)えることができないと、ヒツジさんに笑われてしまうかもしれませんね。
 
 



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